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派遣社員に対するセクハラ
労働者派遣法では、派遣社員に対するセクハラ(性的嫌がらせ)防止については、「雇用管理上必要な配慮」が派遣先に義務付けられているのですが、企業が具体的に何をしなければならないかは明示されていません。
そのため、弱い立場とみられがちな派遣社員はセクハラの標的となりやすく、トラブルがあっても、逆に「派遣期間の満了」という形で派遣契約が解消されるということがたびたび起こっていたようです。
そこで、今年4月1日施行の改正男女雇用機会均等法では、セクハラ対策が強化されました。セクハラを懲戒事由として就業規則に盛り込んだり、相談窓口を設けたりするなど、セクハラ防止に必要とされる具体的な措置が企業に義務付けられました。行政の是正勧告に応じない場合は企業名が公表されるなど、処分も厳しくなりました。
また、厚生労働省は、性差別の具体例や対策を示した「指針」を示し、派遣会社だけでなく、派遣先についても派遣社員を雇用する事業主とみなすこととされました。これにより、派遣先も、「派遣元の問題」とは言えなくなります。また、セクハラ問題を相談したことによる派遣契約解消などの不利益取扱いも禁止されます。
これまで、派遣社員へのセクハラでは、泣き寝入りする被害も少なくありませんでしたが、男女雇用機会均等法の改正で救済の間口が広がりそうです。とはいえ、相談窓口の設置など、形式だけを整えて実際に機能していないケースも多いようです。相談窓口が人目につく場所にあり、相談者のプライバシーが守られないため、なかなか利用できないといった事例もあります。
相談窓口が無い場合や、機能していない場合は、コンプライアンスに対する意識が低い会社と思われます。都道府県労働局雇用均等室や、自治体の女性センターなどに相談しましょう。
派遣社員の事前面接が可能になる?
もし実現すれば、派遣先企業にとっては候補者の能力や人柄を見極めたうえで派遣社員の受け入れを決められるようになり、雇用の自由度が高まります。派遣会社が選んだ候補者の受け入れを企業が拒否でき、新たな人材を求めることができるようになるのです。
現行の労働者派遣法では、派遣社員の定義は「派遣先企業から仕事や技能の希望を聞いた派遣会社が人を選び、企業に派遣する雇用形態」とされており、一時的に発生した仕事を片付けてもらう臨時雇用という発想が前提となっています。
しかし、労働組合からの強い要望があり、派遣先企業が経費削減のために安易に正社員を派遣社員に代えることのないよう、事前面接や履歴書の送付など派遣労働者を選ぶ行為を禁じています。
しかし、最近は雇用形態が多様になり、派遣社員の待遇も改善し正社員との区別がつきにくくなってきたことが、事前面接解禁検討の背景にあります。企業側が「職場の調和を重視するうえでも、どんな人が派遣されるのかわからないのはおかしい」と主張していることも大きな理由の1つです。
現在でも「顔合わせ会」、「職場見学会」などと称して派遣候補者と事前に接触するケースもあるようですが、非公式なため、派遣会社が示した候補者を断りにくいのが実状のようです。
事前面接が認められるようになれば、派遣候補者も職場環境や雇用条件などを具体的にチェックできるといったメリットがあります。しかし、企業が人材を選別する結果、「年齢が高い」、「性格が合わない」、「美人が良い」などといった勝手な理由で仕事に就けなくなる派遣希望者が出てくる可能性があります。また、「派遣先企業が派遣社員の採用を増やし、正社員採用を減らす」と懸念する声もあります。
派遣社員が労災にあってしまったら
労働者派遣法第44条では、労働基準法のうち、災害補償に関する部分はが補償責任を負うこととしています。
したがって、派遣社員が業務災害や通勤災害を被った場合は、派遣会社の労災保険から補償が行われます。しかし、派遣会社に全く責任がない訳ではありません。
労働者の危険・健康障害の防止など、労働安全衛生法(安衛法)上の責任です。安全配慮義務というものです。派遣の場合は、派遣先が安衛法上の責任を負うことになっています。
この点について行政解釈でも「派遣会社は、労働者の派遣先事業場を任意に選択できる立場にあり、労災事故の起きた派遣先と労働者派遣契約を締結し、それに基づいて派遣社員を派遣したことに責任があること、派遣会社は、派遣社員を雇用し、自己の業務命令によって派遣先の事業場において就労させているのであるから、派遣社員を雇用している者として、派遣先の事業場において派遣社員の安全衛生が確保されるよう十分配慮する責任があること」等から、「労働者派遣法においては、特例を設けず、派遣会社に災害補償責任を負わせること」としています(昭62.3.26発労徴19号、基発第168号、職発第153号)。
裁判所は、行政解釈に左右されず、独自の判断を示すことができますが、この点については、同様の見解を示しています。
派遣会社の求人情報のチェックポイント
また、複数の派遣会社の求人情報をまとめて検索できるサイトもあります。
自分に合ったものを、数多くの求人情報の中から見つけるには、どんな点に気をつけたらよいかまとめてみました。
言うまでもなく、仕事内容はしっかり確認する必要があります。
自分に合っていない仕事は、時給が高くても無理が生じます。
関心があれば、今までに余り経験していない分野でも応募してみるのもスキルアップのコツです。あこがれの職種にチャレンジできるのも派遣のメリットです。
また、その仕事を受けるのに必要な資格やスキルも重要です。
しかし、この部分は「○○ができれば尚可」とか「○○経験者」という表現になっている場合も多くあります。
「尚可」となっているスキルは、勉強する意欲を見せれば大して問題とはなりません。
必須かどうかわからない表現のスキルについては、自分のスキルを担当営業に伝え、紹介可能か確認しましょう。
ただ単に住所だけで勤務場所が近いと判断してしまうと、何度も乗換えが必要で時間がかかる場所であったり、交通が不便な場合もあります。
派遣は交通費の支給はない事が多いので、通勤手段もしっかりと確認するべきです。
派遣開始の時期については、即日からであったり、かなり先であったりとまちまちですが、開始時期が先の場合は注意が必要です。
希望に近い仕事を見つけても、まだ開始時期まで日があるからとすぐに応募しないでいると案外早く決まっていたりします。
これはというものを見つけたら、すぐに問い合わせる方が賢明です。
それ以外には派遣期間が短期であるか長期であるかも自分の希望に合っているか確認が必要です。
何を重視して選ぶかを考えて探すようにしましょう。
「ハケンの品格」で教訓として得ること
派遣社員と正社員との人間関係や、派遣社員ならではの心理描写等がうまく表現されていて、派遣の経験のある人は自分とダブった人も多いかもしれません。
ドラマの中では異なるタイプの派遣社員が登場し、それぞれの周りで起こる問題や事情は実社会においても十分起こり得るリアルな内容なものでした。
共感できる部分等多かった事が人気を集めた秘密といえるかもしれません。
なかなか就職が決まらず、やっとの事で派遣社員として就職しても、スキルがついていかず雑用にまわったり仕事をする目的も見出せない新米派遣社員。
そんな新米でもやがて努力する事を始め、最終的にはある程度のスキルを身に付け重要なプロジェクトへの参加までできるようになっていました。
一方多くの資格を持ち、与えられた仕事を的確に完璧にこなすスーパーマンのようなベテラン派遣社員。
ヒューマンスキルに問題は感じるものの、ビジネスパーソンとしては超一流であり、派遣社員の鏡のような主人公の姿は、これから派遣を始めようとする人にとって憧れの的となったかもしれません。
それぞれの登場人物に自分を重ね合わせながら、色々と考えさせられる事もありました。
派遣として働く事や派遣を受け入れる企業に必要なものは何かという教訓を「ハケンの品格」は与えてくれたのではと思います。
紹介予定派遣とは
紹介予定派遣は、将来正社員として働く事を考えている方にとって有益な働き方といわれている制度です。
通常2〜3ヶ月から最長6ヶ月の間であらかじめ派遣期間が決められます。
そして、その派遣期間が終了した時に本人と派遣先の企業が合意すれば、正社員や嘱託等の形で派遣先の企業の直接雇用になるのが紹介予定派遣の制度です。紹介予定派遣は、派遣される時点であらかじめ一定期間経過後に派遣先企業の直雇用の道が約束されている勤務形態なのです。
この紹介予定派遣の制度は、転職を考える際に、その転職先となる企業が自分に合っているかを見極める事ができるという利点があります。
さらに採用側の企業にとっても、いきなりの直接雇用よりも派遣という形態を一定期間定める事で実労働分のみのコストでスキルや適正を実際に確かめられ有益といえます。
個人で行う求職活動と比べ、紹介予定派遣の制度を利用する事によって通常では入社が難しい企業へ就職するチャンスもあります。
派遣期間内は「言われた事だけをする」のではなく、自分を採用する事によるメリットを、企業側に大いにアピールできるよう頑張りましょう。
人材派遣導入のメリット
その理由にはどんな事をあげられるでしょうか.
人材が必要になるケースは、社員の退職による補充や企業規模の拡大など長期的な需要だけではありません.
決算の時や年末などの繁忙期, 育児休暇・病気休職など社員の一時的な休暇取得等 , 短期的なニーズには、必要な期間だけ人材を確保することができる派遣が便利です.
また短期的なニーズの場合、教育の手間がかからなくて、即前力となる事も理由の一つであると思います.
手間や経費をかけて人材を募集し、ようやく採用したとしても, スキルや適性があわないなどの問題が起こる場合もあると思います.
直接雇用の場合は、期待はずれであったとしても、即解雇というわけにはいきません。
派遣社員を活用する事によって, このような雇用の問題や人材確保のための経費が削減できます.
さらに、社会保険料や福利厚生費, 賞与や交通費の支払いも必要ないから, 人件費の削減と労務管理の手間を減らすことができます.
またデータ入力や定型業務等を派遣社員に任せる事によって、社員のマンパワーをコア業務に集中ことができます。
派遣制度の導入は経営効率の向上につながります.
短期派遣のメリット
そんな中, フルタイムでは働かず、短期間の派遣を繰り返しながら自分の時間も大切にすると言う勤務スタイルを選択する人が増加しているようです.
短期の派遣だということは、主にどんな職種があって, どんな利点があるのか考えてみましょう.
短期の派遣とは一般的に 3ヶ月以内に派遣契約が満了する仕事の事を言っています.
職種は盛りだくさんですが, その中でも多くはファイリングやデータ入力, 資料作成等の事務系職種です.
派遣先で請け負う業務内容によっては、その業務に必要な知識やスキルが必要な場合もあります.
次にメリットですが, 最大の利点になることは、やはり自分の時間を確保して優先することができるという点です.
働くことができる期間が限定されている人や、プライベートと両立したい人には效率的に働く事ができるシステムだといえます.
また、さまざまな職場やいろんな仕事を経験してみたい人にも、短期の派遣は最適です.
明確な目標やポリシーがある人にとっては、短期の派遣システムは非常に有意義ではないでしょうか.
派遣先企業にとっても、繁忙期のみ人員を補充するとか、人件費をコントロールしやすくなったり、多様な人材を確保できるというメリットがあります。
派遣とバイトの違い
事務職は、派遣と同じような感じがしますが, オフィス系の職種でもバイトはあります.
明確な違いはあるでしょうか?
一つには時給の差があります.
事務職を例にとっても、バイトより派遣のほうが時給設定が高くなっています.
ところが派遣は時給が高い分、交通費の支給はない場合が多いです.
それに対してバイトは上限が決まっている事もありますが、支給される事が多いようです.
そのように考えると、遠い所から通勤する場合はバイトの方が良い場合もあるかも知れません.
雇う側の立場で考えて見るとどうでしょう.
バイトの場合は直接雇用しているので、労務管理等の手間はありますが実労働分と交通費等の支払いで終わります.
ところが派遣の場合は、派遣スタップ本人に支払う時給に派遣会社の利益を上乗せした金額を、派遣会社に支払う必要があります.
このあたりで派遣先企業と派遣スタップの間に温度差が生ずる場合があります.
派遣システムに対する意識付けがしっかり出来ている派遣先なら問題はないです.
ところが、そうではない場合は、派遣会社に支払う対価に見合った労働を派遣スタップに対して要求するという事態が起きます.
その結果、派遣スタップは受ける報酬以上の仕事をこなさなければならないことになり, 問題視されている点です.
派遣の求人情報の探し方
しかし、登録した派遣会社に必ずしも希望の求人が入りとは限りませんし,すぐに仕事の紹介があるという保証もありません.
派遣会社に登録し、あとはひたすら紹介の連絡を待つと言う受身ではなくて, もっと積極的に情報収集しましょう.
例えばネットで派遣の求人情報のポータルサイトにアクセスして捜す方法があります.
各サイトによってさまざまな希望条件での検索が可能で, 自分が探している仕事を発見する可能性も高くなります.
キャリアが長い派遣社員になれば, 複数の派遣会社に登録している人は珍しくはありません.
派遣スタッフとして派遣会社に登録することは無料なので, 気になる求人案件を持っている派遣会社には登録してみましょう.
同じ職場で同じ事をしていても, 派遣会社が違うだけで、時給に差がある場合もあります.
求人情報サイトでは派遣会社の情報収集もできるので、いろいろ比べてみましょう.
そして複数の派遣会社に登録して, いずれかの派遣会社から紹介を受け、話が決まった場合には, その他の派遣会社には、きちんとフォローをします.
わざわざ連絡をする必要はないですが, 紹介の連絡があった場合には、現在就業中である旨と契約の満了時期を伝えます.
そうすることで派遣会社としても次の紹介のタイミングが分かりますし、仕事を受けなくてもきちんとした対応をするスタッフであれば、印象も良くなりますので紹介も来やすくなります.
せっかく登録した派遣会社なので、うまく活用するようにしましょう.
派遣契約終了
派遣契約中によく聞かれる問題に派遣期間の途中での契約終了があります.
契約満了前に、派遣会社から突然契約終了を告げられた場合, 何らかの補償はしてもらえるのでしょうか.
派遣契約が途中終了になり、次の派遣先が見つからない場合は, 休業補償か契約短縮のどちらかになります.
派遣会社との契約期間が残っているにも関わらず, 業務を続けさせることができない事情が発生した場合は、派遣会社は休業補償をする義務があります.
派遣先の事情等によって契約を途中終了させた時には, 派遣会社は契約満了日まで空白の期間がないように、同条件の仕事の紹介をしなければなりません.
紹介が遅れて、業務に就けなかった期間は、会社の都合による休業として平均賃金の 60%を支払って休業補償をする必要があります.(労働基準法第26条)
ところが、もし派遣会社から紹介があったにも関わらず、その仕事を断ってしまうと, 仕事をする意思がないと判断されて休業補償が中断されてしまいます.
法律で決まっている休業補償ですが, もしも同意書にサインするなどして、雇用契約を短縮する事に同意をしていた場合は、これに当たりません.
派遣会社との契約期間と縮めるという事は、双方合意のうえということになって、たとえ契約期間が残っていても補償はありません.
後で損をすることがないように、契約に関する書面(雇用契約書・労働条件通知書)はしっかりと確認しておきましょう.
派遣社員のメリット・デメリット
即戦力の確保や人件費減らしの目的に派遣システムを取り入れる企業が増加しているようです.
また企業で働く人材側も、社員に比べて融通のきく勤務形態を選択することができる事から、派遣社員として働く人が多くなっているという事です.
派遣社員という勤務スタイルのメリットとデメリットについて考えて見ました.
まずメリットになる点はどんな事か.
社員として勤める場合は勤務時間や勤務地等は就職先の企業の意向によるのが通常です.
ところが派遣社員の場合は自分のいかしたいスキルに取り合わせて仕事を選択することができます.
また高い時給で残業がないという企業で働きたいとか、残業が多い企業でもしっかり稼ぎたいとか、自分の希望するライフスタイルで仕事を選択することができます.
さらに、人材派遣のシステムを活用しているのは、ある程度「大手」と言われる企業が多いと言う背景から,思わぬ大企業に勤めることができる場合もあります.
企業名を指定して派遣先を紹介してもらう事はできませんが, 勤めたい業種と大手に派遣されたいと希望を言うことは可能です.
それでは反対にデメリットはどんな事か.
同じ職場で派遣社員として長期間務勤する場合もありますが,契約の更新については派遣先企業に選択権があります.
契約終了の後に、すぐに新しい派遣先の紹介があるという保証もないため, 生活が不安定になる可能性がないとは言えません.
また企業は即前力になるスキルを持っている派遣社員を要求するので, あらゆる場面でスキルアップしていくことが必要になります.
そのほかには、時給が高くても基本的には派遣社員には手当・賞与・退職金がない点をあげることができます.
未経験からプロにもなれる販売・接客業の派遣
販売や接客の派遣はオフィスワークの派遣と比べて、未経験者でも大丈夫な場合が比較的多い職種です.
販売の仕事は接客やレジ, 在庫確認, 商品の陳列等販売に関する一連の業務で多様です.
派遣先は化粧品店や食品業界, 家電量販店, 洋品販売など幅広くて, 自分が好きな業界で働くことができます.
一方接客の内容はショールームやホテル, レストラン等での顧客対応になります.
販売も接客もサービス業なので, 第一に留意するポイントは全てのお客様が満足できるサービスを提供すると言う事です.
そこにはお客様が言われた商品を出すだけ, ただレジを打つだけではなくて, 対応するお客様がその時に何を要求しているかをと考える必要があります.
そうしてお客様に合う商品を勧めたり、販売しやすい陳列を考えたりする事で 「またここへ来たい」とか「ここでショッピングをしたい」と思ってくれることができるようになります.
未経験でもお客様の立場に立った接客ができれば問題はありません.
むしろ未経験だからお客様側の気持ちが理解しやすくて、同じ視点で考えることができるという事もあります.
派遣のシステムを上手に活用して, 未経験でも興味がある分野にどんどんチャレンジして接客・販売のプロを目指しましょう.
